東京の夜

東京の夜をさまよう男女を観察するブログ

東京の夜 ナンバーワンではくオンリーワンを

 

 

東京の夜。

 

なにを望む?

恋人、一夜の相手、贅沢をさせてくれる相手。

 

新しいものを見つけるには、十分すぎる東京の夜。

まだまだ、満たされない好奇心。

未知なるものを求める旅に、アイスブレイク。

それは、恋人ができてしまったときだ。

 

あるとき、恋人ができてしまった。

彼の名は、H

不動産勤務の彼。

学歴も、収入もよく、見た目も悪くない。

何回かのデート、体の関係を持ったところで、

いつのまにか、彼女と紹介されていて、

気がつけば、彼女になっていたのだ。

 

なんだか、荷が重い。

彼女という言葉に、違和感。

 

彼の、彼女という肩書きを持つこと、

彼が、私の彼氏という肩書きを持つこと、

気が重かった。

 

「ちゃんと人と向き合いなさい。」

母に言われたことのある言葉だった。

 

彼氏、彼女になるということもそういうことだろう。

 

 

 

もっと、流されるままにいればいいのだろう。

しかし、20代の夜は、限られている。

イムリミットがある。

このときに経験したことが、

私の武器となって、人生の指針となるだろう。

そろそろ、「ちゃんと人と向き合う」経験が私には必要なのだろうか。

 

私は、どうやって生きていくのか。

ここで、私のライフプランを問いただすときがきたようだ。

 

結婚を望むのか、生涯独身を貫くのか。

 

ちゃんと人と向き合わなければ、

結婚の機会を招くことは困難になるだろう。

 

しかし、私の自由は誰にも奪われたくない。

私は好奇心を満たすことで生きがいを感じる。

だから、東京の夜を楽しむ。

 

しかし、

相手が巡ってくるチャンスを掴めるのは、

今だけかもしれない。

そして、彼は需要のある人なのは間違いない。

今後、彼のような人と、

これから、また、出会えるのか。

 

考えたところで、答えはでないのである。

感情の赴くままに向かうのが、ここでの成功法なのはわかっている。

もっと、自分の心に従えばいい。

 

東京の女たちは、

考えすぎなのである。

考えないほど、簡単に幸せが訪れる。

 

 

東京で、ひとつの市場に、需要が溢れているのは、

オンリーワンではなく、ナンバーワンを求めているからだ。

 

自分にとって、オンリーワンが訪れたなら、

そのときが、チャンスなのだ。

 

ナンバーワンである彼は、

私にとって、

オンリーワンでないことは、自分の心が一番わかっていた。

 

 

 

 

 

東京の夜は、

ナンバーワンに出会わせるかもしれない。

人気者のお相手は、魅力的に映る。

しかし、本質を見るべきであろう。

お金の価値がなくなったとき、

お相手のブランド力が失われとき、

最後に残る、お相手の魅力はなんなのだろうか。

 

それは頭で考えるのではなく、

心が知っていることなのだ。